2019-07-12 真夏の月光 真夏の夜じとっと 生ぬるい風体を撫でる苛つく 暑さに帰りたいそう思ったとき 目の前に広がった 黒い海 一筋の道をつくる 神々しい満月 胸 ぎゅっと 縮み背筋 少し 寒くなる すべてを忘れさせる妖精の舞月の光の素粒子 あれは 天使 あれは 妖精 不思議な 美の世界に引き込まれ 身体 宙に 浮かぶ 満月の夜 黒海に うかぶ月の道 神秘の世界に紛れ込む。