2019-06-03 清水の泡 湧水の池透き通る水ふわふわ揺らぐ水草たち目を細め、池のなかを見つめるプクプクと、泡のたつのをみつける なんども なんどもなんども なんども泡たつたびに、小石がざわめく。 「あの小石。なに話してるのかな?」ふと聞こえる声。見知らぬ幼子 清水に似た美しい眼差し。 夏のきらめき 泡とともに 消えいく。 ただ 独り 立ち尽くす わたし。